販売終了

東急ドエルプレステージ代々木公園

85.71㎡ 2LDK+WIC 東京都渋谷区代々木5丁目
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時をかける部屋

100年先まで愛される住まいとはどんな住まいでしょうか。日本では築40年を超える物件は古いと言われますが、ヨーロッパ諸国では築100年以上の建物は珍しくありません。彼らは"時の経過"が唯一無二の魅力と考え、そこに自分の色を塗り重ね、また他のだれかに受け継いでいきます。

今回は、長く受け継がれていく住まいを目指し、"時の経過"に敬意を払った一点ものの住まいを提案します。

企画を共にしたのは、100年経っても世界の定番として愛される木工家具を作り続けているマルニ木工。彼らのモノづくりの姿勢に共鳴し、共に作り上げた空間は、"上質な感覚体験"と”多様な時間"が混ざりあう空間へ生まれ変わりました。

( 間取り )

間取り
専有面積 85.71㎡
間取り 2LDK+WIC
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( 写真 )

写真をクリックすると詳細の説明文がご覧いただけます。

室内 Photp by Akiya MAEKAWA
その他 (WIC・浴室)

( プロセス )

時をかける部屋

100年先まで愛される住まいとはどんな住まいでしょうか。日本では築40年を超える物件は古いと言われますが、ヨーロッパ諸国では築100年以上の建物は珍しくありません。彼らは"時の経過"が唯一無二の魅力と考え、そこに自分の色を塗り重ね、また他のだれかに受け継いでいきます。

今回は、長く受け継がれていく住まいを目指し、"時の経過"に敬意を払った一点ものの住まいを提案します。

企画を共にしたのは、100年経っても世界の定番として愛される木工家具を作り続けているマルニ木工。彼らのモノづくりの姿勢に共鳴し、共に作り上げた空間は、"上質な感覚体験"と”多様な時間"が混ざりあう空間へ生まれ変わりました。

企画・設計時に大切にしたこと

今回ご紹介する住まいは専有面積85.71㎡のテラス付き南側住戸です。史跡の残る代々木にあるこの住まいを、世代を超えても受け継がれることを目指し、”時の経過”に敬意を払った一点ものの住まいへとリノベーションしました。

「工芸の工業化」をモットーに掲げ、家具に使用する木材やその加工方法、さらに完成時の木目の見え方や手触りにまでこだわって木工家具を作るマルニ木工。100年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れたデザインの木工家具を作り続けるという姿勢に共鳴した私たち。リノベーションという時を越えて空間を継承するという行為を見つめ直し、長く愛され続け、大切に受け継がれていくための住まいづくりに思いを巡らせました。

その結果、空間を構成する”素材”一つ一つにこだわることで、どんな時代でも変わることのない”上質な感覚体験”を味わえるような住まいを目指しました。また、住まい手の愛着へとつながるように”時の継承”が感じられる様々な仕掛けを施しております。

 

落ち着きのある、洗練されたLDK

玄関から奥に進むと広がるのは、25.8帖のLDK。奥に進むにつれて広がるように配置された空間は、エントランスの柔らかな照明も相まって、帰宅したあなたを穏やかで心地よい空間へと迎え入れてくれます。
LDK全体として意識したのは、トラディショナルなものからモダンで洗練されたデザインの木家具まで、様々な時代の家具を置いてもしっくりくるような空間にすること。空間全体は自然素材やその風合いに近い色で統一し、床材にはカーペットを採用。さらに、一部壁面に丸みを帯びたリブ材を用いることで、家具を優しく包むような柔らかな雰囲気を演出しています。また、造作のキッチンは、ダイニングテーブルが空間に気持ちよく収まるように計算し、手作業で仕上げました。

リビングには、ソファーやラウンジチェアなどの座高に合わせて金属製のTVボードを設置。シャープなデザインがアクセントとなり、柔らかな雰囲気に洗練された印象を加えています。また、窓辺の床を焼き物のタイルに切り替えることで、広々としたテラスと室内が一体となったように感じられ、室内空間がさらに広がりを持つ印象を与えます。

 

時を”かける”マテリアル

玄関扉を開けてまず目に入るのは、曲線美が印象的なマルニ木工のベルサイユチェアの前脚をリノベーションした取っ手です。マルニ木工のリノベーション家具と同様に、ユーズドアイテムの塗装を一度丁寧に剥がし、再塗装で仕上げています。時を重ねた風合いと、マルニ木工の高い技術が生み出す有機的で美しいフォルムが、住む人の感性を刺激します。

また、LDKに入ると、一面に広がるのは柔らかで素材感あふれる壁面です。これは、彫刻のように木を削り出し家具をつくるマルニ木工だからこそ実現できたもので、広島から取り寄せた細かな木粉を左官材に混ぜ込んで仕上げています。この壁に光が差し込むと柔らかな質感が際立ち、空間全体が上質な雰囲気に包まれます。
一方、リビングの一部の壁面は建物が歩んできた時の流れを感じられるよう、コンクリート躯体を露出させており、柔らかな雰囲気にアクセントを加えています。

キッチン裏手の金色のつまみが特徴的な食器棚は、リノベーション前の住戸で大切に使われていた扉を再利用しています。味わい深い風合いをそのまま継承し、新たに造作した食器棚の一部に組み込みました。

 

心を着替える2つの洋室

大きさの違う2つの洋室。テラスに視線が抜ける8.4帖の主寝室は、和紙製のクロスで囲まれた淡い空間にしました。ここでは、陽の明かりが気持ちよく反射し、健やかな朝を迎えることができます。また、アクセントとして一部にコンクリート躯体を露出させ、LDKとの空間の連続性を演出しました。
一方、リビング側のリブ材の壁に囲まれた4.7帖の洋室では、他の部屋と雰囲気を変え、モスグリーンのクロスで空間を覆っています。デスクスペースや書斎スペースとして利用することもできますし、シングルベットを置いてゲストルームにする事も可能です。

モスグリーンには安心感や穏やかさを感じる心理効果があるので、リビング側の洋室では落ち着いて読書をしたり、思考を巡らせる時間に使うのもよさそうですね。窓から見えるテラスの緑とのつながりも感じ、より開放的な気持ちとなれるよう色彩を選定いたしました。

( 物件概要 )

備考

( その他の事例 )

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